資本主義はどこに行くのか
 二十世紀資本主義の終焉
 

加藤榮一・馬場宏二・三和良一編
 

A5判 248頁
税込3990円/本体3800円

ISBN4-13-046080-3
2004年3月
 

グローバリズムの進展や市場原理主義の台頭などに見られるように,資本主義は新たな段階に到達しつつある.二十世紀型の資本主義の歴史的位相とその終焉を描き出すことで,混沌の中にある資本主義を批判的に考察する手がかりを提示する.
 

〈主要目次〉



 
序 章 資本主義はどこに行くのか?(三和良一)

第一部 二十世紀資本主義の歴史的位置
第一章 資本主義の発展段階――経済史学からの接近(三和良一)
第二章 二十世紀福祉国家の形成と解体(加藤榮一)
第三章 資本主義の来し方行く末――過剰富裕化の進展と極限(馬場宏二)

第二部 二十世紀資本主義への視座

第四章 アメリカ型資本主義の創出と経済政策思想(平出尚道)
第五章 ドイツ資本主義とナチズム(田野慶子)
第六章 バブル崩壊とグローバル資本主義(上田章)
第七章 欲望の「見えざる手」(杉浦勢之)