アメリカ旅日記 3

5・14


 散歩は#94沿いの道で単調。カナダ雁がいる湿地がレストラン・ホテル・オフィス向けに売りに出てる。立て看板には、
liquor licence availableと書いてある。酒類販売には免許が必要で、ここは取得が可能な土地なのだろう。すごい音がして早朝の到着機が着陸する。デトロイト国際空港は、#94の向こう側だ。

 ロビーのパンフレットをながめると、The Road is Oursというのがある。フォードが今年の6月に100年記念祭をやる。T型の組み立て実演を見せるらしい。

 朝食はお婆さんのサービングで、ジュース・パン・シリアル・果物・飲み物のオーダー方式。電話機を換えてもらってネットに接続してメールを確認できた。

 #94を走って、ディアボーンのフォード博物館に行く。受付で訊ねたが、フォードの工場見学ツアーは、今はやっておらず、6月には再開するとのこと。大掛かりな産業技術展示で、フォードT型をはじめとする代表的車種、歴代大統領の乗用リンカーン、他社の代表的乗用車、から、各年代のミシン、産業機械、蒸気機関、発電機、鉄道車両、航空機など。エジソン社でヘンリー・フォードが造った大規模な火力発電装置も実物大で置いてある。多分、フォードがエジソン社の技術者時代に造った最初の自動車もある。1917年のT型には、乗りこんで記念写真が撮れる。850ドルで売りだしてから価格を下げて、380ドルになった車だ。その後、270ドルまで下がる。

 ドイツのこの種の博物館に比べると、学術的というよりもショウ的に展示されている。プラスティック・インジェクション・モルダーのところでは、1ドル入れると、リンカーン像や機関車・自動車が成型できる装置が置いてある。50セントと1セントで、1セント貨がぺチャンコの楕円形のフォードT型刻印メダルになる装置も。小学生達が、たくさん見学に来ているが、黒人が目立つ。

 ミシガン・アベニューをデトロイトに向かう。市中心のビル街はあまり高くはない。近づくと市中心の周辺部分はゴーストタウン化している。再開発予定が掲示されている個所もあるが、多くは未決定のようだ。センタースクエアも再開発中。昼食をとろうとBelle Isleに渡ったが、レストランはない。川中島のBelle Isleの対岸はカナダで、沿岸警備隊の基地もある。動物園と水族館も在った。

 車中でパンをかじりながら、市中に戻って中央道路を北上してデトロイト公立図書館に行く。案内係にJ.Dodgeに関する資料を訊ねると、はじめは、乗用車のダッジと間違えられた。Burton Historical Collectionを教えてくれる。ウエッブで検索してドッジ・ペーパーしかないのはほぼ分かっていたが、念のため行ってみる。訊ねると、やはりドッジ文書のリストしか出てこなかった。リストのIntroduction5ページをコピーして帰る。日本では有名なのに、ここでは伝記はおろか、関係論文もないのは、ちょっと驚きだ。

 アメリカで最初に出来た動物園が在って、大きな白熊に会えるらしいが、少しくたびれたのでパスして、カナダに向かう。#94で約1時間、Port Huronから1.5ドルで橋を渡って、車の中に居るままで、パスポートを提示して入国審査を受ける。カナダに入国すると、反対車線にはトレーラートラックの長い列。なぜ動かないのかは分からない。橋の料金が安くなる時間待ちか?

 カナダの方が、牧場として拓いた広い草地が目立つて、土地の有効利用率が高い感じだ。2時間走って、Londonで市街地に入る。インフォメーションに行くが営業時間過ぎ。B&Bの位置をドアの地図で確認したが、結局、Best Westernに114カナダドルで投宿。

 近くのスーパーで、スモークサーモン2種、ムール貝のサラダ、タコのサラダ、大きなハム、缶スープ、アスパラガスと芽キャベツ、マヨネーズ、パン、白ワインなどを購入して、部屋で豪華な夕食。持参の湯沸かし器で茹でたアスパラと芽キャベツは美味しかった。ワインはオンタリオ産で美味しい。国境を超えるとこんなにスーパーの品揃えが変わるとは面白い。やはり、北欧系・ゲルマン系の多いアメリカよりも、ラテン系が多いカナダの方が、味覚には敏感なのかもしれない。新規購入のワイン・オープナーは、きわめて使い勝手が良い。大げさな出来だけあって、2ストロークでコルクが抜ける。

 ペティ・トーフのベリー味デザートというのがあるので、後学のために購入。ブルーベリー味の薄甘い豆腐で、まあ食べられる。低カロリーのプリンというところだ。
 

 

5・15

 
 朝、ホテル裏の住宅地を散歩したが、板塀に囲まれていて抜けられず、もとに戻ってしまった。あとから気づいたが、ここロンドンの住宅地は、板塀や煉瓦塀で囲まれているところが多い。広く住宅地として区画して道を四方に通すのではなく、比較的狭い土地を囲い込んでNew Homeとして売り出すためらしい。道路の反対側には柵で囲まれた芝生の緑地が広がり、遠くにビルが見える。歩いていくと、ホスピタルと書いてある。恵まれた病院だ。この反対側にも大きな病院がある。広大な空間のなかでは、気分も良く、病気も早く治ることだろう。

 部屋で朝食後、オールド・ロンドンに向かう。古い家並みが続く。つぎに郊外のパイオニア・ビレッジを見る。@5ドルで入ると、移築した農家・醸造所・教会・学校・商店・鍛冶屋などがあり、当時の装束のボランティアたちが、ツア・ガイドや補修作業をしている。

 郊外の逆のはずれの考古学博物館へ。@3.5ドルで入場すると、まず説明ビデオを見せる。展示は、3万年ほど前からのカナダ・インディアンの遺物、石骨器の斧・矢じり・スクレーパー、土器が中心。展示の質はあまり高くはない。

 展示館のそとに、西暦1500年頃の集落の遺跡が一部復元されている。周りを、木柵と丸太を立てた隙間の大きい塀で囲い、なかに、大小のLong Houseと倉庫が並んでいる。建物の復元は小さいロングハウスだけ。Mohoukインディアンの1000人くらいの集落。モルガンが紹介したイロクオイ族の集落にあったメンナー・ハウスや酋長の家はないようだ。ロングハウスはもっと長いかと想像していたが、15m程度だ。前後に丸みのついた「かまぼこ」型で、前後に出入り口があり、木の皮を屋根と壁に使った建築。中は、2段のベッドが並び、いくつかの竃がある。共同体を考えるのに面白い素材だ。ただ、なぜこんなに厳重な防御柵が必要だったのか疑問が残る。動物に対するものではなかろうから、他の部族との抗争に備えたのだろう。

 かなり素敵な民芸品があった。ここの彫刻家が創った石彫りの熊を70カナダドルで購入。ここは私有地だったところで、遺跡が出て発掘されたので、南オンタリオ大学に寄贈された。

 つぎは、メープル・ファームに向かうが、ロンドン市街地図の外なので迷ってしまう。途中の建築内装ショップで道を聞いてようやくたどり着いたが、留守。帰ろうとしたら農道を車が来たので待つと、ここの農場主だった。#1Mediumのメープル・シロップを購入。メープル・バターはなかった。砂糖楓の樹を訊ねると、農場中庭の3本を指した。もちろん生産樹は離れた栽培地にあり、約3000本から樹液を3月に採るとのこと。4リットルのシロップのためには40ガロンの樹液が必要で、シロップをさらに煮詰めるとバターになり、さらに煮るとメープル・シュガーが出来る。楓の葉型に固めたメープル・シュガーを3つくれた。背の高いナイスガイだ。これからの季節は牧畜をやるようだ。

 ロンドン市を流れるテムズ河近くの広い公園に車を留めて手作りサンドイッチの昼食。メープル・シュガーの上品な甘さと高い香りを楽しみながら、ナイアガラへドライブ。

 途中でハイウエーを下りてガソリンを補給。ハミルトンからQEWに乗る。沿道にはブドウ園や果樹園が続き、ワイナリーの看板が沢山出ている。ナイアガラ・ワインの産地だ。プラム類の果樹は、赤や桃色の花、リンゴは白い花を美しく咲かせている。ナイアガラに近ずいたところで、恵子が、Niagara on the lakeが良いところらしいと言い出したので、東に道を外れて走る。?のサインを追っていくと、美しい市街地に入ったが、?が見つからない。街を回った末に遊覧馬車の御者に聞くとすぐ近くの商業会議所の裏だった。B&Bを紹介してもらう。紹介手数料は3.5ドル。このB&Bの客室は半地下だが明るい部屋で、クイーンとシングルの2ベッド/シャワー。男女2人の子持ちの初老の夫婦の経営で、124カナダドル。他にもう1部屋貸すらしい。

 恵子とPrince of Walesホテルのレストランへ。5種のキノコのクリームスープ、野菜サラダ、ブイヤベース、シーフード・パスタ、グラスの白ワイン2種で、かなり質が良かった。チップ込みで120カナダドル。

 この街は、アメリカの独立戦争のときに、イギリス軍が最後の拠点を構えたところだ。負けた英軍の生き残りがFort Georgeを作って反撃したが、1812年からの戦争で最終的に敗北した。連邦軍は、砦や町を徹底的に破壊したので、今の街はその後に再建された。それでも、オンタリオ州で最初の図書館が建てられるなど、カナダでは古い伝統の街だ。

 エリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ河の下流でオンタリオ湖に面している。東に行けば、2001年に訪れた、大渦や植物園、花時計を経てナイアガラ・フォールズに至る。
 

 

5・16


 小雨の中、傘をさして散歩に出る。古い墓石が3つ立つのはかつてバプテスト教会が在った場所で、黒人の墓。サイト案内板には、ここは上部カナダUpper Canadaで最初に奴隷禁止令をだした地域で、1795年のことと書いてある。

 モクレン・レンギョウ・スオウ・リンゴ・プラムの花が咲きそろって美しい。オンタリオ湖に近ずくと潮騒の音が聞こえる。湖に面して、星型の小さな砦がある。ここらはセネカ族のテリトリーだったが、のちにMissisaugua族が住んだ場所で、イギリス軍が独立戦争期にFort Missisauguaを造ったが、1813年に陥落した。堀と土塁をめぐらせた中に小型のレンガ造りの建物があり、縦長の銃眼が付いている。湖に面した土塁には大砲眼があり、そこをくぐるとオンタリオ湖が波立って見える。対岸のアメリカも見える。かつてはここで軍艦との攻防戦が展開されたようだ。

 要塞の他の敷地はゴルフ場になっていて、早朝から芝刈機が動いていた。綺麗な家や花・若葉を撮りながら市中心部に向けて歩く。少し大きめの邸宅がおもだが、大きなマンションやエステートも散在し、テニスコート、あずまや、手入れされた庭園を持つものもある。B&Bも散在している。

 ?があったのは、かつての地方議会議事堂で、図書館にもなっている建物だった。こじんまりした美しい商店街で、しゃれたウインドウの店が並んでいる。たしかに滝の近くよりも、はるかに気がきいた街だ。帰ってきて、元の注文の半地下式建築の特徴をとらえた角度から、この家の写真を撮る。改築の参考にしたいとか。

 朝食は、チーズ・ブルーベリー・アップルの3種類のパン、マフィンカップにパンを敷いて卵を割り込んでオーブン焼きした珍しい卵料理、ソーセージ、トマトサラダ、果物、コーヒーで、B&Bらしいもてなし。同宿は日本にも来たことのあるミシガンからの老夫婦で、世間話がはずむ。Shaw Theaterのミュージカルを見に来たとのことで、前にはワイン・ツアに参加したと話していたから、この市の常連らしい。B.Shawの銅像を市中で見たのでこの市との関係を聞くと、特にはなく、劇場を作る時に、近代劇をレパートリーにする意図で名付けたとのこと。

 ワイナリーを目指して出発。途中のOrchard Shopに寄ると、いまは果実はなく、メープルシロップやジャム類、ナッツ類が主。メープル・ファッジをひとつ買う。はじめにあったワイナリーで、白を数種類試飲したが、気に入らず、5ドル払って出る。2、3のワイナリーを過ぎるうちに、花時計に来てしまったのでそのままフォールに行く。2001年に泊まったB&Bの前を通る。小雨で肌寒く、観光客は極めて少ない。カジノの下あたりの2時間無料の駐車スペースも空いていたので、駐車して傘をさしながらテーブルロックまで歩くが風もあって寒い。2滝間の島の崖下部には砕石が急な斜面を作っていて、そこでカモメが営巣しているらしく、おびただしい数が双眼鏡で見える。チューリップとヒヤシンスの植えこみが綺麗だ。テーブルロックから先は二人に歩かせて、車をとりに戻る。芝生の中の立ち木には、名前札がついている。Sugar Maple, Horsechestnut, Dutch Elm, Common Elmなどなど。

 ホテルを探して大橋巨泉の店の駐車場に入る。二人が店に入る間に、マリオットで聞くと、179ドルでFallviewの部屋があるという。ペンディングにして、OKショップに戻ると、30周年記念セール中で、メープル・チョコレート、メープル・コーヒーを経営史研究所のお土産に購入する。ナイアガラ店はまだ15年くらいだが、バンクーバー店がもう30年らしい。でも、日本人はじめ、客はほとんどいない。やはり、テロやサーズの影響か?木彫りの熊もひとつ。

 どのホテルが滝の見晴らしが良いかを考えながら、ヒルトンで聞くと、149ドルというので投宿。31階の2滝が良く見える部屋で、定価は1450ドルと書いてある。すごいディスカウントだ。しかも、バスはジャグジー。ただ、問題は、前に新しいカジノが建築中でタワーが2滝の間に立つているし、見下ろすと工事現場で、クレーンも立っている。どのくらいの高さのビルが立つのか判らないが、ヒルトンにしては、営業妨害に近い。

 ここの33階のレストランも良さそうなので、はじめ予定したスカイロンでの夕食は止めにする。

 荷物を置いて、カナダ企業のアウトレット・モールに行くが、どこも同じようで、元も買い気を示さない。ダラー・ショップ、つまり80円ショップに入ると、いろいろな商品が溢れていて、客も多く、日本の100円ストアと同じ様子。電気小物からプラスチック製品まで、Made in Chinaが多い。ひとつ残っていた白熊人形を購入。

 ワイナリー探しを再開して、パンフレットで所在地を見ながら走る。桃色や白の花の果樹園がブドウ畑の間に広がる。サクランボの木もある。Pillitterで白3本、Pellerで赤2本を仕入れる。試飲料はメニューには書いてあるが、ボトルを買うとタダだ。昨夜の白が美味しかったので探したのだが、銘柄を忘れたので発見できない。Niagara on the Lake近くなので、Prince of Walesまでいってワインリストを見せてもらうと、ブリティッシュ・コロンビアのワイナリー物だったので諦める。

 Niagara on the Lake市中を散歩して、菓子屋で恵子が作る旅行用クルミの菓子に似ているのを見つけ、参考までにタルト4種類を6個小生が購入。二人はあきれている。

 ホテルに戻って、夕食を予約し、ジャグジーで憩う。二人は朝食用品の買いだしに行く。

 8:30にレストランへ。窓からひとつ離れた席だったが、窓際が空いたので移る。2滝が良く見える。

 カナダのスパークリングワインで乾杯。スープ、前菜盛り合わせ、シュリンプカクテル、ラム、サーモン、チキン、アイスクリーム、チーズケーキ、コーヒー。スープのコショウがきつかった他はまあまあの味。チップを入れて380ドル。もう1階上のラウンジでは、ギターのライブ。

 9:00からは滝のライトアップ、10:00からは金・土・日恒例の花火で、なかなか良い。前のときは橋付近で見た花火を、今回は上から見る。花火見物としては下から見上げる方が美しいが、上からのはめったに見られないから面白い。ゆっくりしてから部屋に戻る。
 

 

5・17


 朝はナイアガラ上流に散歩。ゴルフ場を横切って、マリンランド前を通って、池を左に曲がる坂を下りる。池には水が少なくて泥沼状。説明板には、ここはかつては河が流れ込んでいた島で、水力を利用したカナダで最初に鋼材を造った製鉄所があったが、1814年にアメリカ軍に破壊され、その後再建されなかったと書いてあった。

 滝方向に戻ると発電用の取水施設と発電所がある。釣り人がいて1匹マスに似た魚をつりあげていた。美味しいのかとたずねるとイエスといってにんまりしていた。沢山は釣れないらしい。

 植物園(温室)への道のモクレンの並木は見事だ。カナダ滝の脇はしぶきの雨。ケーブルカーの先の道を登って帰室。ジャグジーで体を暖めるが、湯温が上がらない。ヒルトンともあろうホテルにしてはお粗末だ。

 朝食後、まず大渦見物に行く。前回は強風で運行中止になっていたスパニッシュ・エアロ・カーに乗る。この地点でナイアガラ河が大きく右に曲がるので大きな渦ができるが、ゴンドラで真上から見下ろすとなかなか壮観。切り立つ断崖の下では、どうやって下りたのか、釣り人がかなりいる。カナダ側は下りられそうだが、アメリカ側は難しそうだ。ゴンドラの係員に聞くと、トレイルがあるがかなり危険な道だそうだ。

 次はバタフライ・オブザバトリー。沢山の蝶が舞う美しい温室だ。前回と同じのもいるし、初顔も多い。一年中を通して羽化させているようだ。幼虫もサナギも見られる。

 滝に戻って、元は恵子と霧の乙女号に乗る。小生は車で日記を書く。帰ってきて、恵子は、この前よりも水量が多いという。

 アメリカに渡ってゴート島で3姉妹島からのカナダ滝上流を見る。河の水はあまり冷たくはない。

 広場のベンチで昼食。カモメがやってきてこっちをながめているのでパンを一切れ投げたら、素早くくわえて呑みこんでしまった。餌付けは悪かろうと、それだけにしたら、一声鳴いて行ってしまった。きっと、「ケチ」と言ったに違いない。

 ホースシュー滝の上の観覧スポットは立ち入り禁止になっていた。アメリカ滝へまわると、滝の落ち口へ下りた連中が、足場にまで流れる水に足をすくわれそうになっている。確かに水量は2001年秋より多いようだ。アメリカ滝を二つに分ける小島に行ってから、滝と別れる。

 ナイアガラ・プレミアム・モールに行く。元はお目当てのハッシュパピーの店が2週間前に閉店と知ってガックリ。眠いので車で昼寝すること小1時間、靴を一足買って二人が帰ってきた。

 南に進んで、バッファローに至るが、宿探しでひと苦労。道を戻ってアマーストのスーパー8モーテルに@64ドルで投宿。スーパーの買い物で夕食。宿の若い男性に聞いたときには、3分走ればあるといわれたTOPSが無いのでガソリンスタンドで聞くとすぐ近くだった。10分近くかかる距離で、彼はスピード狂に違いないという結論。

#219、#66から#80に入って西走、#79を南に折れてすぐのGrove Cityのホリデイイン・エクスプレスに@75ドルで投宿。スーパーのありかを聞いて、買いだしに出る。迷って手作りアイスクリーム店で聞くとすぐ前の道沿いとのこと。ついでに買ったアイスクリームは美味しかった。

ローストビーフなどで夕食。ローストビーフといってもハムに近い長持ち製法のもので、カナダのスーパーで売る本物とは違うところがアメリカだ。外食では運転者が飲めないので、部屋食が多くなるが、冷たい料理になる。今回は電気ポットがあるので、今日は、2ドルで買った大きなカリフラワーの一部を茹でて、楽しむ。カップヌードルも旅では1品になる。

ネットは、ローカルで掛けられる電話局に接続点がないので見送る。昨夜は、エリアは同じでもローカル扱いでない接続点に繋いでいたので、18ドルもとられてしまった。普通は、ローカル発信では繋がらない番号なのに、繋がってしまったから、ホテル側の処置不足だと元が抗議したが、電話取り扱い書にローカル扱い局が書いてあったのをこっちが見落とした不注意があるのでいたしかたない。
 

<NEXT>